川上澄生(1995-1972)

　１８９５年　長男として横浜市に生まれる 

　１９９８年　東京の青山に転居 

　１９１２年　最初の木版画を制作 

　１９１７年　横浜港からｶﾅﾀﾞビクトリアへ渡航（4ヶ月滞在）
　　　　　　　その後、米国ｱﾗｽｶで缶詰工場の人夫として働く 

　１９１８年　弟の和三郎が危篤との報を受け日本へ帰国 

　１９２１年　栃木県宇都宮に赴き宇都宮中学英語教師となる
　　　　　　　本格的な木版画制作を開始
　　　　　　　地元版画誌「村の版画」と「刀」を監修
　　　　　　　自らも作品を投稿 

　１９２６年　国画会に木版画作品「初夏の風」を出品、
　　　　　　　川上澄生の代表作となる
　　　　　　　棟方志功はこれに触発され版画家への転向を
　　　　　　　決意した 

　１９２７年　処女詩画集「青髯」頒布 

　１９３５年　版画本「ゑげれすいろは人物」刊行 

　１９４５年　宇都宮中学を退職し、妻の故郷である北海道
　　　　　　　苫小牧に疎開
　　　　　　　苫小牧中学（現・苫小牧東高校）で教壇に
　　　　　　　立ちながら版画制作を行う 

　１９４９年　宇都宮に戻り宇都宮女子高校講師となる
　　　　　　　第1回栃木県文化奨励賞受賞 

　１９５８年　退職、版画制作に専念 

　１９６７年　勲四等瑞宝章受章 

　１９７２年　妻の後を追うように急逝　享年７７歳 
　　　　　　　命日（洋燈忌）には現在も宇都宮市の延命院で
　　　　　　　法要が営まれる 

　１９９１年　　川上澄生美術館（鹿沼市）開館