1895年 オランダに生まれる 1924年 パリに出て独自の制作を始める 1937年 詩人・小説家のサミュエル・ベケットと出会う 年齢も近いこの二人は無名時代から唯一無二の友情によって 結ばれていた、そして沈黙の極みから浮かび上がるものを とらえ、困難な過程の果てに差し出される作品 そしてその後ろにそっと消え去る作者、こうした姿勢は 今世紀を生き抜いた二人に通うものだった その生涯のなかばまで無名の貧乏画家としてすごした ブラン・ヴァン・ヴェルデは50歳になってベケットに 評価されてようやく注目される 1981年 南仏にて没する 1989年 パリ・ポンピドゥーセンターで回顧点開催 1996年 ジュネーブ・ラト美術館にて生誕100年展開催