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青山亘幹(1945- )

青山亘幹は1945に神奈川県にて生まれました。
1965に東京藝術大学へ入学し、1971に同大学院修了となり
ます。
同期には画家・中島千波がいて、2017には花と美人画をテーマ
にして「中島千波・青山亘幹展」を行うなど交流が続いてい
ます。
青山は東京藝術大学・大学院在学時から実力・才能ともに高く
評価されていました。大学院修了する年である1971にはシェ
ル芸術賞にて1等を受賞し、その名声を高めていきます。
シェル芸術賞の1等受賞からその頭角を現した青山は有名画家
としての道を着実に歩んでいきます。
1972には第二回新鋭選抜展でも1等を受賞しました。
その後も精力的に作品を制作して山種美術館賞展、上野の森
85年の歩み展、横の会展など積極的に出品を続けていきます。
また、1987には有楽町アートフォーラムをはじめとして、個
展や二人展なども現在に至るまで積極的に行っています。
青山亘幹は舞妓や花を得意とする日本画家です。
特に青山の描く舞妓は気品と優しさに満ちあふれ、今にも動き
出しそうな存在感とみずみずしさがあり人気となっています。
青山が作品のテーマとして舞妓を多く選ぶのには理由がありま
す。かつて京都へ赴いた際、初めて舞妓の姿を生で見て強い衝
撃を受けたのがきっかけであるそうです。
青山の描く舞妓は横顔や振り向き顔などの構図が多く見られま
す。これは、ちょっとした仕草のなかで青山が感じた一瞬の美
しさを切り取ったためです。
艶のある黒髪に眉毛、瞳の美しさとそれを引き立たせるまつげ
の流れ、そして何より肌の美しさとみずみずしさは青山亘幹ら
しさがあります。しなやかでありながら筋が通り、どことなく
はかなげな美しさを見事に表現しているといえるでしょう。
美人画の大家といえば上村松園を思い浮かべる方も多いですが
、現代の代表的な美人画家といえば青山亘幹の名をあげる人も
少なくありません。
それほどに、青山の描く舞妓は評価が高く、人気となっている
のです。

青山亘幹年譜

1945 神奈川県に生まれる

1969 東京芸術大学卒業

1971 シェル芸術賞1等賞授賞
   東京芸術大学大学院修了

1972 新鋭選抜展1等賞

1973 山種美術館賞展(以後4回出品)

1984 第1回横の会展(以後毎回10回展まで)

1985 日本画裸婦大賞展招待作品

1987 青山亘幹展(有楽町アートフォーラム)

1988 日本画の裸婦展(埼玉県立近代美術館)

1989 青山亘幹展(日本橋三越)

1990 青山亘幹展(札幌東急)

1991 中野嘉之と二人展(大三島美術館)

1992 青山亘幹展(日本橋高島屋)

1994 青山亘幹展(日本橋三越本店/大阪/名古屋)
1995 林潤一と二人展(上野松坂屋)
1996 青山亘幹展(長野東急)

1997 青山亘幹展(福岡・天神岩田屋)

1998 青山亘幹展(日本橋三越本店)

1999 青山亘幹展(長谷川空間創造株式会社)

2000 青山亘幹展(日本橋三越本店)

       現在無所属
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