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小野木学(1924-1976)

本名の読みは「おのぎ まなぶ」であるが、絵本作家として
の筆名は本名と同じ表記で「おのきがく」の読みを用いて
いる。

1924北豊島郡巣鴨町(現豊島区)に小野木秀雄・シヅ夫妻
の四男として生まれる。軍事教練中に肺を患い、療養中
に独学で油絵を学ぶ。のち農林省関連の施設に勤務する
かたわら、絵画の勉強を続ける。1952の第17回自由美術
展で入選。翌1958に自由美術協会会員となるが、1961
から翌1962にかけてパリへ留学した後の1963に退会。

1965より版画の製作を開始。1969、第8回リュブリャナ
国際版画ビエンナーレ買上賞を受賞。1970、第19回小学
館絵画賞(現・小学館児童出版文化賞)を受賞。同年、ポプ
ラ社より絵本「かたあしだちょうのエルフ」を刊行。

小野木学年譜

1924 北豊島郡巣鴨町(現・豊島区)に生まれる

軍事教練中に肺を患い、療養中に独学で油絵を学ぶの
ち農林省関連の施設に勤務するかたわら、絵画の勉強
を続ける

1952 第17回自由美術展で入選

1955 練馬区にアトリエを構える

1956 第9回日本アンデパンダン展出品

1958 自由美術協会会員となる

1959 第3回シェル美術賞展2等受賞

  1960 安井賞の候補となる

1961 渡仏(−1962年7月)

1963 自由美術協会退会

1965 版画の製作を開始する

1969 第8回リュブリャナ国際版画ビエンナーレ買上
   賞受賞

1970 第19回小学館絵画賞受賞
   (現・小学館児童出版文化賞)
   ポプラ社より絵本「かたあしだちょうのエルフ」
   を刊行(文も本人)

1975 体調不良のため入院、退院後の自宅療養
   自宅療養中に膨大な点数のパステル画・水彩画
   を制作する

1976 腎臓癌で逝去。享年52歳

1986 「没後10年 小野木学の世界」展開催
   (練馬区立美術館)

一貫して「風景」をテーマにして制作を続けた
生前の作品の多くは練馬区立美術館に所蔵されている
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