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トム エバハート
Tom Everhart(1953- )

1953 ワシントン生まれ

   エール大学を卒業後、ニューヨーク、パリで絵画を学ぶ

1971代〜80代にかけて風景画家として成功を収める

1982 広告のプロジェクトをきっかけにチャールズM・シュ
   ルツ氏と出会う

   シュルツ氏の作品を見てラインに共通点を見出したト
   ム・エバハートは2週間という短い期間でシュルツ氏
   のラインをマスターする

   そのことに感動したシュルツ氏はトム・エバハートを
   その後も広告やキャンペーンなどコミック以外のプロ
   ジェクトをトム・エバハートに任せることとなる

   約8年間にわたり500件ものプロジェクトに関わる

1988 トム・エバハートはこの年突然の病に倒れる
   病名は肝臓癌と結腸癌で病状はとても深刻な状況で、
   ここまで続けてきたプロジェクト、画家としての創作
   活動を休止せざるをえなくなる

   この時病床にトム・エバハートに与えられたものは、
   シュルツ氏から贈られたたくさんのピーナッツのスケ
   ッチ、そしてこれまで自分が行ってきた活動を振り返
   る時間でした

1989 奇跡的に癌を克服した彼が取り組んだ事はピーナッツ
   のキャラクターと自分のアートスタイルを融合させ、
   そのキャラクターたちに命を吹き込むことでした

   シュルツ氏はコミックのコマの中で表現をして、自分
   は枠にとらわれない自由な表現スタイルを表現する

   トム・エバハートが最初に描いた作品は人物キャラク
   ターではなく、キャラクターが不在のなかに命を吹き
   込むピアノや花やフライングエースのコスチュームだ
   けという作品でした

   アートの中にピーナッツを取り入れた作品をシュルツ
   氏に見せたところ、シュルツ氏は大変感激し、これを
   きっかけに世界で唯一ピーナッツのキャラクター描く
   ことができる「トム・エバハート」が誕生いたしました

1990 「ピーナッツアート」を手がけるようになる
   「スヌーピー40周年記念展」においてルーブル美術館
   で初の個展を開催

1991 ロサンゼルス自然史博物館「スヌーピー40周年展」

1992 モントリオール美術館「スヌーピー原画展」

1995 ジョンソン宇宙センター「スヌーピー45周年展」

1997 シュルツ氏及びユナイテッドメディアより「今後ピー
   ナッツのキャラクターをアートとして自由に表現でき
   るのはトム・エバハートだけ」という正式な契約書が渡
   される

1998 シカゴ産業科学美術館「ピーナッツ原画展」

1999 シュルツ氏が引退を発表した際に、今後一切ピーナッ
   ツのキャラクターを使用してアートを表現することが
   できるのはトム・エバハートだけと表明

2003 チャールズ・M・シュルツミュージアム トム・エバハー
   ト原画展「Under The Influence」を開催
   東京・大阪にて来日展「Dots Dogs Drips」を開催

2005 東京・大阪にて来日展「Slumber Party」を開催

2006 ウェイク・フォレスト大学ヘインズアートギャラリー
   「トム・エバハート:チャールズ・M・シュルツ、美術と工
   芸におけるシュルツの世界」

2011 チャールズ・M・シュルツミュージアムにてグループ
   展「Pop'd From The Panel」を開催

2016 ロサンゼルスにて、初めて初期から現在までの白黒の
   作品を集めた個展「Raw」を開催

世界で唯一マンガ[PEANUTSTM]のキャラクターを描ける画
家として注目され、現在数々のコマーシャルやキャンペーンを
手掛けている
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